日本人は几帳面か

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一般的によく言われることですが、日本人は世界中を見回しても、極めてまじめで几帳面な人種であるそうです。韓国や中国、そしてアメリカと、仕事で回ると、総じてみんな日本人の感覚よりは大雑把であることは感じましたし、もちろん細かい人も居ますが、それは少数派だということを思いました。
とはいえ、日本人でも人によって違うし、特に私なんかはズボラなほうなので、人によっては外国人とさほど変わらないんじゃないかというのが、いままでの感想です。

だがしかし、実際仕事に関わってみると、特に中国においては、いろいろと感じるところがありました。
とても綺麗なデータセンターで、入退室規定も細かく整理されているにもかかわらず、管理が極めて適当です。隣のケージでは飯食ってるし、入室時のチェックに用いるパスポートの番号も、まったく見てません。

さらに、次回の搬入時のため、日本側スタッフがラックの寸法やコンセント周りの仕様、線の引き回しからドアのロック状態まで細かく調査してメモを取っているときに、「日本人はなんて細かいんだ」と言われました。当然、設備仕様をまとめて搬入計画などを立てるものですが、彼らにはとてもそれが細かく映ったようです。
これをやらずに計画を進めると、もしかしたらねじ穴が合わないかもしれないし、ドアが閉まらないかもしれない。最悪の場合には、設置作業が中断することだってありえます。

・・・そっか。ねじが合わなければ固定せずに積んどけばいいんだし、ドア閉まらなければあけときゃいい。設置作業が中断したら、納期を遅らせればいい。といった流れになるのかと、改めて実感しました。
確かに、仕上がりが適当だとか、納期がしょっちゅう遅れるというのは、海外、特に中国では良く聞くこと。一つ一つのことを当たり前のようにこなす日本の国柄とは違った、のんびりとした感覚なんだと再認識しました。
それは、全てが悪いことでもないし、責めるところではないわけで、むしろ日本の感覚が一般的ではないのかもしれません。
よく、海外進出した会社は、端々でこのような経験にカルチャーショックを受けるということは、良く聞く話です。

数十秒の列車の遅れで何百人も死んで見たりする状況を見て、海外のメディアは一斉に驚きを隠さなかったことは、記憶に新しいところです。
とはいえ、日本の時間/納期を死守し、細かいことも妥協をしないと言う姿勢は、やはり誇るべきところであり、日本製品の信頼性の原動力です。これは、自身を持ってよい部分だと思います。

今回の契約時においても、複数枚に渡る契約書がホッチキスで一箇所止められているだけでした。「これだと、すぐに差し替え出来てしまえるじゃないのか?」と言うわけですが、ちゃんと作ることもあるものの、普通はそんな面倒なことはしないそうです。とりあえず、全ページの右下にサインを行い、改ざんを防ぐための対策を行っておきましたが。

海外とのやり取りをやっていると、私みたいなズボラ人間でも、日本人は諸外国の人たちから見れば几帳面なのかも知れないと思い直しました。