決算下方修正について

本日、通期業績の下方修正を発表致しました。本当に申し訳ありません。
謝罪のしようもないくらいのことであると思っております。

主な要因は、6月よりタイトル(ロード・オブ・ザ・リングスオンライン)の追加を行った、オンラインゲーム事業の成績が目標数値に達しなかったことによるものです。資産の減損4億円弱や関連する子会社の株式の評価損、および収益のマイナスが、中間期の決算において計上される結果となっております。
本来、オンラインゲーム事業では、上半期(4月から9月の6ヶ月間)に2億8千万円弱の売上を見込んでおりましたが、結果としては4千万弱の売上という、約2億4千万円の大幅な乖離が発生しており、これ以上続けることによって、好調な本業を立ち直れないものにしてしまう可能性があるとの判断から、今後発生しうる損失を全て先に計上すると言う、苦渋の決断へと至っております。
当然のことながら、不調のためにオンラインゲーム事業の原価はいくぶん抑えられたものの、先ほどのような大きな売上の未達成に対して吸収は全くできない状況にありました。

これらのことについて、知らなかったなどと言える立場にあるわけも無く、またオンラインゲーム以外において、私がかかわっていた投資に関する損失も含まれ、大きな責任を感じており、それ相応の対応をとるつもりであります。
今話せないことも多いですが、来週の決算発表以降には、私もIRでも情報を逐一お伝えしてまいります。

なお、上記のことがありながらも、上半期については本業たるデータセンター事業において予想を大きく上回る収益を上げることができ、結果としてオンラインゲームにおける大きな原価については本業の収益で吸収され、さくらインターネット自体の経常利益は予想より若干ではありますが上回る予定です。
当社の場合は、収益性の比較的低いコロケーションサービス(ラック貸し)よりも、収益性の高いインターネット回線やホスティング事業の売上比率が高く、競争環境の厳しい中においても、他のデータセンターに比べて収益性の高さに強みを持っております。これは来年以降に始まるであろう、データセンター乱立の環境においても生かされてまいります。
その中で、せっかくのこの強みが、副業によって毀損され続けた状況を放置したことは深く反省し、今回の決断の先には他のデータセンターとは一線を画した、より付加価値の高いサービスを提供できるよう、本業回帰の精神の元でまい進してまいります。

オンラインゲーム等における損失については、会計上の損失処理であり、今後に大幅な支出等は予定されておらず、且つ債務超過については近日中に解消見込みで、当社の本業における事業継続性については、全く問題ありません。
もちろん、本業における高品質、高コストパフォーマンスに影響が出るような状況は絶対に避けるべく、従前どおり、回線の増強、サポートチャネルの拡充、サーバ品質の向上など、資源を投入していきます。
現在、レンタルサーバにおけるデータベース品質の更なる向上や、503エラーへの対処であるなど、お客様のアンケートを元に課題をピックアップして取り組みを始めており、専用サーバなどのサービスについても、長期間ご利用のお客様へのインセンティブの考案などを進めておりますが、これらの推進について全く手を緩める予定はありません。

当社のサービスは、他社に比べても大きくお客様によって支えられていることは、疑うべくもありません。
そのような中で、今回のようなことを続けてきたことは、裏切りに他なりません。繰り返しになりますが、本当に申し訳なく思います。
私が1996年12月にさくらインターネットを創業してからもうすぐちょうど11年。社員と共に試行錯誤を経ながら、まだまだ足りないながらも少しは価値のあるインターネットサービスが提供できるようになったと思っています。それと同時に、お客様が、「お金を払う人という立場」だけではなく、さくらインターネットのビジネスモデルを成り立たせる必要不可欠な存在であると言うことを、痛いくらいに理解してきました。
その上で、今まで以上に価値を向上し、少しでも満足いただけるインターネットサービス提供していきたい気持ちに偽りはありません。

一部の事業を譲渡しながらずうずうしい話ではあります。
しかし、ここから先の第三者割当増資にせよ、本業外事業の整理にせよ、お客様の存在を無視するような行為は絶対にいたしません。また、当社を信じて投資を頂いた株主の皆様や、今のさくらインターネットを作り上げてきてくれた従業員の皆様に対しても同様です。
このような状況では在りますが、本業の継続性に全くの問題は無いこと、従前以上に改善を続けていくことに信頼頂き、これからもご愛顧を頂きましたら幸いです。


以上、今回は本当に申し訳ありませんでした。
お客様や株主の皆様、また経営陣を信頼してついてきてくれた社員の皆様、さらに当社のゲーム事業に夢を持ち来ていただいた社員の皆様に、深くお詫びいたします。

コメント(12)

足立

株主総会で、過去2度お見かけいたしましたが、発言されることがなく、どういう人かわかりませんでしたが、謙虚な姿勢にブログを見て安心いたしました。株主からみて、このブログの内容は、安心を与えていただきました。私自身のIDC関連の仕事をしており、来年以降首都圏では、IDCバブルが起きるのではと予想しております。今後も、他者事業者と差別化も図り、頑張っていってください。まずは、体を大切に、ますますのご健闘を願っております。

吉田

以下、笹田社長の言葉です。

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「先行投資して儲からなかったらどうするんだ」という声もあると思いますが,さくらインターネットはそれくらいで赤字になる会社ではありません。それに,オンラインゲーム市場には,そういった冒険をするだけの価値と魅力があると考えています。
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http://www.4gamer.net/specials/sakura_int/sakura_int_01.shtml より引用

その言葉を信用し株を持ち続けていた私は去年のDDOの失敗による下方修正で
恥ずかしながら大損をしてしまいました。

今回の第一四半期決算での「業績は順調に推移しており通期の予想に変更はありません」
という言葉を信じた私は再度大損をする事となるでしょう。

株で大損をするのは自己責任ですので誰を攻めることはできませんが。。

たったの3ヶ月で天国から地獄への下方修正を平気で出せる経営陣と信用できない言葉の数々
それに納得がいかない思いでいっぱいでした。正直詐欺だと思っておりました。

しかし田中さんのブログを拝見し、多少落ち着く事ができました。

さくらインターネットは私もユーザーとして専用サーバを5台ほど利用しております
とてもよいサービスだと思っております、日本一のデータセンター会社ではないでしょうか。

サービスでは日本一ですが、会社としては誰にも見向きもされない最低最悪の会社となってしまいました

自分たちで作った会社だから好き勝手に経営していくのもよいでしょうが
上場した時点で、みんなの会社になっているのでは?と思います

会社が大きく傾いてしまうほどの大勝負をする必要はあったのですか?

今日から株価は日々上場来安値を更新していき、すべての株主が含み損を抱えていくわけですが
株主の事を多少なりとも考えて経営しておられますか?

会社に数億の損害を与えた経営判断の責任の取り方が役員報酬50%カットだけですか?

いろいろと思うことはありますが
田中さんの言葉をもう一度信用してみようと思います。
三度目の正直になればいいなと思いながら。。。

香川

良くは理解していないのですが
いろいろ大変なことがあったのですね。

私は、株とかどうとかには、縁の無い人間ですが、

最近でも、追加でレンサバを借りたところです。
友人の会社の専用サーバーも移動させたり
到底追いつかない、小さい(金額)ですが、
これからも利用させていただきます。
ありがとうございます。

うちのスタッフは、ほとんど
個人的なサーバーは、みんなsakuraインターネット。
それも、メールのみのサポートのころからです(笑)

創業時の思いを忘れずに、
絶対!日本一の会社になってください。
応援しています。

ちなみに
オンラインゲームも魅力的だったです。
遠隔ながら、妻に内緒で
親子でやってます。
日本人には、まだまだ無理なのかな?
やればほんとハマリましたけど親子で。

志賀康裕

下記のような投稿が掲載されていました(ヤフー)私は上場時より貴社の株を買い増ししながら応援して来ましたが、今回のIRには愕然として言葉も出ませんでした。しかい応援している気持は変わりませんし、保有株式も総て売却は致しません。今後のさくらインターネットの業績回復を祈念申し上げ心より貴社のご発展をお祈り申し上げます。
(((債務超過に至らしめた責任は重大。役員達は上場企業の責務ーー増収増益・利益還元を如何考えているのか説明すべきです。自らの経営計画の甘さを紳士に受け止め、株主及び市場に納得の行く責任を取るべきです。しかし情けないーー確か上場来高値は40万を超えていたと思うが?さくらインターネットーー社名は一流ーー実績は三流以下の債務超過とは情けなくて情けなくて。中長期経営計画の抜本的見直しと上場維持及び黒字転換が無能な役員達の最大の使命であると思う。)))

サーバー使ってます

御社のサーバーに他社から乗り換えた者ですが、今日ストップ安2連荘を知り驚いた次第です。私としてはさくらインターネットに乗り換えてすごく良かったと思ってます。ホームページ上でのサポートも、電話によるサポートもたいへん丁寧で好感が持てます。先日G00gleの社訓をみて、なるほどと思った言葉があります。『何か1つのことに専念してそのトップをめざす』という言葉です。是非今後はさくらインターネットもゲーム等の別分野に手を出さず本業で世界トップを目指してください。影ながら応援しております。

てらまち

下方修正と代表取締役の交代ということで、残念ではありますが、出てしまった損は仕方がありません。完全に倒れる前に軌道修正する&失敗についてちゃんと情報公開することが長い目で見たときに大事です。(もちろん短期利益も大事ですが)
今回、本業(データセンタ)回帰ということを打ち出されたこと、レンタルサーバの1ユーザとして素直にうれしいです。山椒は小粒でピリリと辛い、(ってちょっと前のsakuraの謳い文句でしたよね)サービスを実直に続けて行かれる事を強く希望します。がんばってください:-)

ddoユーザーです。

オンラインゲームは人がいて成り立つものです。
人が増えるにはどうすればよいか?
そのあたりが上手くいかなかったんでしょう。

DDOは今まで出会ったどのMMOよりも最高でした。
FFとか比べ物になりません。
しかし人を集めきれなかった。

残念です。
終了のそのときまで課金していきます。
がんばってください。

いち個人株主です

いち個人株主です。
債務超過に陥るほどの巨額の投資失敗は、社長の辞任のみの問題で済まされるのでしょうか。
社長の独断で動いた事業なのですか?
役員全員の判断が甘かったのではないですか?

何度も回復に努めるといいながら、結局はさらに損失が膨らんでの大失敗。
あなたの「申し訳ない」の裏に、涙を流している個人株主が居る事を一時も忘れないで下さい。
株主からすると「申し訳ない」では済まされませんよ。

さくらファン

自分のやりたかったことを事業としてやる経営者なんて今の日本じゃいないんじゃねえのか?株主にひらあやまりの経営者より、よっぽど笹田君の方が人として信頼できるぜ?自分の利益追求の個人株主がこういうブログに書き込んで、それがマイナスイメージになるってことわかってないのか?株で損したら、周りの人に「おれやっちゃったよ」で済ませとけよw

茶釜

株主の方、さくらファンさんどちらの意見も一理ありますが、大半の個人株主が自己の利益を狙って自分の目で将来性を考えて購入する事を考えるとさくらファンさんの意見に一票ですね。
(頼まれて投資したなら別ですが)

で、私は株などに縁のない、しがない個人ユーザーではありますが、知り合いの会社に頼まれてサーバー探しをしてさくらを知り、初めて契約した時にはサポートもおぼつかなかった感じを受けたものの、自分用に・知人(個人)や別の個人事業主にと紹介・代理で契約をしたりしていましたが、サポートも良くなり、サービスもこれまでに使った安価なサーバーやプロバイダーのサービスよりも更にリーズナブルでしかも充実していてとても満足しています。
それだけに、変な多角化(ジャンルは同枠でも)よりも長く安定して契約をしていられる経営を望みます。
日本でのオンラインゲームはある意味コアなジャンルなので、ゲームのキャラクター性やジャンルは慎重にしないといけないと思います。
さくら本来の枠から外れたところで本業を潰して欲しくないと強く思います。
がんばってください。

応援

頑張ってください。

srsのquakeサーバの頃からの顧客より。

503エラー嫌い

さくらさん、本当に頑張っていただきたいですよね。
まだこうして誠意を表明していることだけ他社と比較してましだと思います。
うちは他社のレンタルサーバーの共有サービスを利用していますが、例の503エラーに泣かされています。そこは1台に50社ほど載っているそうです。
サポートデスクに問い合わせをしても、原因がハード的な要素(つまりCPU、Memoryもシェアされる)の可能性が高いので、解決方法はプランのアップグレード、つまり専用サーバーに載せ替えるのがベストとしか回答はありませんでした。
それだけ1台をシェアしていれば、乗車率120%以上の師走の新幹線や、狭い土地にぎゅうぎゅうに押し込んでる路上パーキング同様、エラーが頻発したって不思議じゃないですよ。ようするにハングオーバー状態。
勿論、ビジネス上は契約数を多くとりたいのは理解できますが、儲け主義に走っているようにしかユーザーからは思えませんし。
うちが利用している会社は1台のSVに50社と聞いてますが、50社×社内ユーザー数を考えると、常時何アクセスがそこにあるのでしょうね。うちは100名と換算して、単純計算すれば、(50*100)=5000アクセスされていることになります。
更にはサービス表には、安価なプランのサーバー製品名は明記されておらず、提供される容量とメモリ以外の詳細スペックは不明です。
ハードスペックを公に出せば、誰でもそれが適切かどうか設計計算できてしまいますものね。ふせて当然でしょう。
でもここでも貧困ビジネス?と思わざるを得ないですね。
嫌ならお金を高く払って、アップグレードしてくださいって言われれば否が応でも変更せざるを得ないでしょうし。
でもそれはどうかと思うこの頃です。
実際レンタルサーバーの恩恵は、中傷零細企業はとても受けているのですから、あまり儲け主義ばかりに傾かない経営をしていただきたいと思います。