梅田貨物駅

久しぶりに、土曜日の休みが取れたので、梅田へ行ってきました。

最近、梅田の界隈は、再開発のラッシュです。
阪神電鉄の西梅田開発(ハービス大阪)は一段落したものの、阪急百貨店の建替え工事や、新しい大阪駅ビルの建設など、あちらこちらで工事をしています。
その中でも、一番の目玉といえるのが、北梅田再開発。ちょうど、大阪駅の北側にある広大な梅田貨物駅を取り壊し、新たな町づくりを行うというものです。

そもそも、御堂筋界隈、そして船場の界隈が中心だった大阪の町において、キタ(大阪駅の南にある繁華街)よりもさらに北にあることから、大阪人的にはあれほど駅近な立地でも、「はずれた」感は否めない場所でした。しかし、最近では梅田自体の価値が向上しており、ヨドバシカメラの成功からもみれるように、大阪駅の北側まで波及しています。
その中において、大阪駅の真北にある梅田貨物駅を中心とした梅田北ヤード24ヘクタール(東京ドーム5個以上)の魅力は計り知れず、都心最後の一等地とよばれても不思議でない場所である訳です。

今日、その梅田貨物駅において、再開発の準備が開始され、特徴的なホームのドーム屋根にも足場が組み始められているのに気づきました。遅れていた移転工事も、とうとう開始されるようです。向かいのアクティー大阪にある展望台から眼下に広がる風景も、小さな機関車が入れ替えをする光景も、見納めです。
沈んだ関西の景気も、梅田界隈の更なる活性化で少しでも盛り返せばと考えると、この大規模開発についてはぜひとも成功すべきものでしょう。

ところで、同じヤード跡でも、汐留のような巨大ビルの壁が広がるだけのつならない風景にはなってほしくないですね。今回は、UR都市機構が指揮を執るということで、大阪駅の改装にも関連しつつ、統一感のある都市空間作りを推進していければと願ってやみません。
http://www.ur-net.go.jp/press/udc/H14nendo/osaka-c-kettei/betten-4.html

民間がこれだけ力をつけた今、都市機構が普通のマンションを開発する必要もなく、日本一の大家になる必要などありません。今回のような、大規模プロジェクトの指揮役として、民間では行えないような事業を成功させることがミッションとなっていくべきなのだろうと思います。
民間ですら、六本木ヒルズほどの巨大プロジェクトを推進できるほどの時代になったのですから。

コメント(1)

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梅田北ヤード開発については非常に懸念しています。
一番の問題は、都市経営について適格性を疑問視される大阪市と大阪府が当プロジェクトに関与していることです。既にナレッジキャピタル計画なんかの概要が出ていますが、それを見ると懸念は現実化されそうです。「知」の空間を都心部に作るのはいいのですが、なんでその対象がナノテクなど工学に偏重しているのか。都市においてこそ必要な「知」というのは通常は実用性がないとして軽んじられるけど、人間が社会的存在として生活するのに必要不可欠の「文学、芸術」と、「社会科学」なのじゃないのかな。その辺りの行政機関の見事な「外しっぷり」を見てると、梅田再開発には期待ができないのです。
むしろ、東京の「森ビル」あたりに開発を委ねた方がかかる都市に必要な潤い、余裕に対する欲求を充足するような都市づくりが可能なような気がします。