抗日記念日

今日は中国における抗日戦勝記念日です。
出張中、マッサージ屋のテレビに映るCCTVも、抗日記念番組一色。歴史を鑑みることは重要なことですが、あんなプロパガンダ活動を続けていることは、日本人から見た隣人意識を確実に悪化させています。
中国の抗日運動は、日本というスケープゴートを作って中国人のナショナリズムを高揚させ、共産党政権の安定化を狙うという目的です。歴史を振り返って、今後の平和のために云々・・とか、そういった理由ではないことは明らかでしょう。
しかし、中国共産党のプロパガンダに手を貸しているのは、他ならぬ日本のカードであることも考えなければなりません。


それは、靖国参拝問題です。
そもそも、先祖を大切にし、特に今の繁栄の礎となった、太平洋戦争において亡くなった方に対する哀悼の気持ちを示すことは、とても重要なことです。参拝行為は、誇るべき日本の姿勢であることは確かで、なんら問題のあることではありません。
それは、靖国であろうと他の神社であろうと、合祀されていようと、そこには祀られてなかろうと、戦争記念日に参拝して哀悼の気持ちを示すことが悪いことだとすれば、それはとても悲しいことです。

しかし、排外的なナショナリズムを鼓舞させる観点で行われているのであれば、それはまったく受け入れられないことです。
排外的なナショナリズムは、内政をやりやすくなるのに対して、外交は低下することになります。隣国との関係を悪化させ、国益を損ねたとなるならば、国の繁栄を祈った先人にどう説明するつもりなのでしょうか。
少なくとも、中国共産党に有利なカードを渡してしまったばかりでなく、中国人の感情まで悪化してしまっています。その間に、他の国々が虎視眈々と中国の市場を狙っています。政冷経熱といわれていますが、もうこれ以上は難しいでしょう。
本国が右傾化し、中国を刺激することは、絶対に避けるべきことであることは明らかです。

ただ、気をつけなければならないのは、下手に出てはダメということです。軒先を貸して母屋をとられたなんてことになりかねません。
一歩ひいたら、彼らは必ず一歩こちらにやってきます。次はそこがスタート地点になってしまいます。オフセットがずれてしまうのです。
この厄介な隣国と真の友好関係を結べるかどうかは未知数ですが、少なくとも「挨拶程度の会話が出来る同じマンションの人」くらいにはならなければなりません。
今の状況は、まるで引越しおばさんと被害者のような関係です。まったく困ったものです。ひとつ違うのは、被害者である日本国は引っ越しおばさんに有効なカードを渡し過ぎちゃったということでしょうね。

ところで、靖国問題をいちいちピックアップする報道機関。本当は、彼らが一番の元凶です。
靖国問題はそもそも内政干渉であり外交問題になることがおかしい。しかし、マスコミは頑張って今の構図を作ってしまいました。

右翼的な政治家と左翼的な報道機関。この人たちのおかげで、本当にむちゃくちゃです・・・。