定価?格安?航空券

最近海外出張が多くなっています。
そこで、チケットの手配を行う機会が増えてきたのですが、同区間における航空券の価格のばらつきに、改めて驚かされます。

例えば、関西空港から中国(上海浦東)の往復チケットの場合、エコノミークラスにおける定価は141,600円となります。ちなみにこの定価ですが、普通運賃とかノーマル運賃とか言われるもので、通常はIATA(国際航空運送協会)により公示されているものです。
このチケットは、もっとも制限がゆるく、予約変更は、有効期間である6ヶ月以内であれば自由に可能であり、キャリア(エアライン)も自由に選択・変更することが可能です。また、払い戻しの際も若干の手数料のみで可能です。

次に、PEX運賃と呼ばれる正規割引運賃があり、どのエアラインでも利用可能なIATAペックスと、エアライン毎に設定される独自のものに分けられます。独自の正規割引としては、ANAの「ゲット」、JALの「悟空」などが有名でしょう。
ちなみに、先ほどの上海浦東往復においてゲットを利用する場合、125,000円となります。

ここでおさらい。

種別 エアライン 購入期限 変更 上海往復
正規運賃(IATA公示) 変更可能 当日まで可能 自由に変更可能 Y - 141,600円
C - 165,900円
PEX運賃(ANAゲット) ANA便のみ 予約から72時間以内 不可
(種類によって復路の便変更が可能)
125,000円
格安チケット(最安値) 不定 数週間前 指定された便のみ 38,000円
※正規運賃のYはエコノミー、Cはビジネス

ここで見ると、格安チケットが、いかに格安かということがわかります。
ただ、私の場合は予定が決まるのがぎりぎりであり、且つ帰国日や経路が変わることが多いことから、結局は正規運賃で往復せざるを得ません。


ところで、私は明日からロサンゼルス(US)へ出張しなければならなくなりました。
この話を書こうと思ったのは、この出張のチケッティングの際に、手段によってまったく異なる価格となったからでした。
当初、出張の予定が決まったのは、4月の下旬でした。すでに一ヶ月前は切っていたものの、2週間前ではありました。これならばと、ANAの早割14コンポWEBを利用することを考えたのですが、予約変更が出来ないという大きな壁を前に、あきらめざるを得ない状況となりました。次に、ゲットスタンダードWEBを検討すると、復路便が変更可能で購入期限も無く、206,000円で往復と、魅力的な価格になっていました。
しかし、今回は出張であり、到着後にすぐ打ち合わせがあります。さすがに、エコノミクラスで10時間以上はしんどいということで、ビジネスクラスを探してみることにしました。正規運賃の場合、547,000円かかるビジネスクラスも、ANAの場合、ビジ割というチケットを利用することにより、355,000円で往復できるようです。

とはいえ、エコノミーとの値段の差は結構大きいので、ビジネスクラスで利用できる、別のチケットを探すことにしました。すると、タイ国際航空のビジネスクラス格安チケットが、177,000円で出ているではありませんか。
復路便の変更も可能で、且つビジネスクラス。
これはよいということで、早速管理部に手配を依頼。しかし、予想通り満席とのことでした。仕方が無いので、空席待ちを行うことになりましたが、数万円高いチケットであれば取れそうだという返答がありました。
そうです。航空券には「予約クラス」というものがあり、ファースト/ビジネス/エコノミー以外にも、予約の際のプライオリティの分類を含めて、クラス設定がなされます。今回は、予約クラスを高めることにより、少し高くなるものの手配が完了しました。

結局、ビジネスクラス往復が、大人二人で40万円程度と、エコノミーの正規割引運賃と比較しても遜色ない価格で、手配することが出来ました。

チケット種別 価格 座席クラス
正規エコノミークラス 359,500円 エコノミー
正規ビジネスクラス 547,000円 ビジネス
ANA ゲットスタンダード 206,000円 エコノミー
ANA ビジ割 355,000円 ビジネス
タイ国際航空 格安ビジネス 約200,000円 ビジネス

こう見ると、いかに正規運賃と格安運賃が乖離しているのか、驚くべき実態を垣間見ることが出来ます。
ちなみに、タイ国際航空の今回のチケットは、予約クラスが J で、マイル積算が出来ないような話を聞いたことがあるのですが、ANAのデスクに聞いてみると、125%(ビジネス換算)での積算が出来るといわれ、正規運賃となんら差が無い状況に、驚きます。