金沢

金沢から帰ってきたのですが、駅舎の改良工事には驚きました。
立派な駅と言ってもお世辞にはならないであろう、かなり豪華な駅が完成に近づいています。
加賀宝生の鼓をイメージしたものだそうで、30メートルあるという中心のガラスドームだけで、43億円。

金沢といえば、最近県庁が市内の中心地から海側の再開発地域に移転しました。
その規模は相当なもので、19階建ての県庁を中心に、警察本部、議会などのビルが並びます。
不況期の公共工事とはいえ、どうみても必要以上の費用をかけたであろうことは、言うまでもありません。


そもそも、福井・石川・富山といった北陸三県の中心的な意味合いのある金沢市も、人口にして45万人。
石川県の全ての人口を合わせても117万人です。
政令指定都市の要件としては、100万人程度といわれていますから、県全体を合わせて同要件程度です

歴史的にも商業的にも北陸では随一のもので、全国的にも観光地としてのブランドがある金沢。
街中も綺麗に整備され、雪が多い事と日本海側ならではの多雨を除いては、悪いところでは在りません。
しかしながら、近年は新潟市の市町村合併による政令指定都市化などを横目に、人口が減りつづけています。
確かに、周辺都市に押されて危機感が在る事は分かりますが、ハードを充実させてもソフトが充実しなければ状況は改善しないでしょう。

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金沢駅には、「新幹線ホーム」があります。
北陸新幹線が金沢に来る事が確定しない頃から既に設置されていたそのホームは、幸い利用される事になりそうです。
なし崩し的に、富山−金沢もフル規格で新幹線が敷設されるのでしょう。
また、現在改良中である福井駅に作られる予定の新幹線ホームにも、その鉄路は富山から金沢を経て結ばれる事になるでしょう。

しかし、金沢駅の展示物にある、「東京への時間短縮」「東海道新幹線の補完機能」これらが完成する頃、金沢駅にある立派な在来線ホームは、JRに捨てられます。